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サガシリーズ > 時空の覇者 Sa・Ga3

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時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]
ジャンル RPG
対応機種 ゲームボーイ
開発元 スクウェア
発売元 スクウェア
人数 1人
メディア 2Mbitカセット
発売日 1991年12月13日(日本版)
1993年9月29日(北米版)
価格 4,900円(税込)
  

時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]』(じくうのはしゃ サガスリー かんけつへん)は、1991年12月13日に、スクウェア(現スクウェア・エニックス)からゲームボーイ (GB) で発売されたロールプレイングゲームサガシリーズの1つである。北米版のタイトルは "Final Fantasy Legend III" で、ファイナルファンタジーシリーズ(以下、FFシリーズ)の外伝として扱われている。

スクウェアとしては、ゲームボーイ最後の作品となった。本作以降、スクウェアが携帯型ゲーム機にソフトを発売するのは『はたらくチョコボ』(ワンダースワン)まで約9年、任天堂の携帯型ゲーム機向けでは『チョコボランド』(ゲームボーイアドバンス)まで約11年待つ事になる。

セーブバッテリーバックアップで、3つまで可能。

2011年1月6日ニンテンドーDSでのリメイク版『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』が発売された[1]

ストーリー 編集

昔、ラグナを中心とする異次元の神々がサガ世界に侵攻してきた。サガ世界の神ソールは、戦闘機ステスロスを用いて異次元の神々を封印し、サガ世界の平和を守った。戦闘機ステスロスは神殿に封印され、パーツは世界各地にちりばめられた。

それから長い年月を経て、異次元の神々は封印を脱し、サガ世界への移住を目的に再度侵攻を試み始めた。彼らはサガ世界の上空に異次元と繋がる巨大な水瓶を出現させ、異次元の魔物と大量の水を送り込んだ。そのためサガ世界は陸地の殆どが沈没し、残りの世界も魔物の攻撃を受けて滅亡寸前となっていた。これを打破するべく、サガ世界の戦士の一人ボラージュは、まだ幼児であったデューン・ミルフィー・ポルナレフの3人をタイムマシンに乗せ、まだ深刻なダメージを受けていない過去の時代に送り込み、過去のサガ世界の人間ギルに預けて救世主として育てるよう要請し、歴史を変えるよう目論んだのである。

成長したデューンたち3人とギルの孫娘シリューは、異次元の神々に対抗するにはステスロスが不可欠であることを知り、過去・現在・未来を時間移動してパーツを集めることになった。

シリーズ他作品との関係 編集

サガシリーズは河津秋敏のチームによる作品だが、本作だけは河津たちが『ロマンシング サ・ガ』を開発中だったこともあり、クリスタルソフトから移籍してきた藤岡千尋笹井隆司井出康二らを中心としたスクウェア大阪のデビュー作となっている。

開発スタッフの違いに伴い、全体的な雰囲気がシリーズの他作品と異なっている。システム的にも、多種族制など前2作の要素にも配慮しつつ、FFシリーズなどの一般的なコンピュータRPGに近くなっている。本作のシステムの一部は、同スタッフが開発を担当したFFシリーズの外伝作『ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト』へも受け継がれた。

「Sa・Ga」と冠しているタイトルではあるものの、『アンリミテッド:サガ』の製作発表FLASHでは、冒頭のクレジットにて河津秋敏プレゼンツと表記されていたため、河津作品でない本作に関してタイトルの表記からは除外されていた。後のニンテンドーDS版『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』の公式サイトに附された「SAGA生誕 20周年」のFLASHなどでは、サガシリーズのひとつとして紹介されている。

なお、本作のリメイクであるニンテンドーDS版『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』は、他のサガシリーズと同様に河津秋敏がシリーズディレクターを担当している。

システム 編集

前作からの変更点 編集

前々作『魔界塔士 Sa・Ga』や前作『Sa・Ga2 秘宝伝説』で見られた、サガシリーズ独自のシステムをいくつか廃止し、新たな追加点も幾つかある。

  • 人間とエスパーの成長は、熟練度制(戦闘時の行動によって随時能力が変わるシステム)ではなく経験値レベルアップ制となった。
  • 武器・盾・特殊能力の使用回数制を廃止した(爆弾系・重火器系の武器を除く)。
  • 魔法は、使用回数制を廃してMP制を導入した。
  • 「のうりょく」として1つにまとめられていた特殊能力・魔法・アイテムが、それぞれ別カテゴリに分けられた(ただし敵キャラクターのみ、これまで同様に同一カテゴリとして扱われる)。
  • 装備できる武器や盾の数が1つに制限され、戦闘中に付け替え可能になった。戦闘中にアイテムとして使うことで特殊な効果を発揮する武具も登場している。
  • AI型戦闘システムの「おまかせ」を導入した。
  • 町の人々の会話を自動記録する「メモ」は廃止された。
  • 前作までは種族を自由に選ぶことが出来たが一度選んだ種族の変更は出来なかった。今作では、初期状態こそ人間・エスパーのどちらかだが、肉を食べることによってモンスターに変身できるようになり、さらには新たに導入された「パーツ」を取り付けることでロボットにも変身できる。
  • 特殊能力「テレポート」・アイテム「ドア」は廃止され、異なる世界を自由に行き来する事は原則不可能となった。
  • 特定のマップでは、移動時にBボタンを押すとジャンプして1マス分飛び越えられるため、邪魔な落とし穴や通行人に引っかかることなく進める。
  • NPCメンバーは前作と同様に成長せず、魔法の追加もできない。装備の追加は可能だが一度装備してしまうと決して外せなくなるため、慎重に選ぶ必要がある。

以下は、次作『ロマンシング サ・ガ』以降にも引き続き採用されている変更点。

  • 一度に多くのアイテムを所持できる(今作では最大32種類)。同じ種類は99まで持てるが、武器や防具は9個まで。
  • 石化以外のステータス異常は全て戦闘終了後に自動的に治療される。
  • デフォルトで防御コマンドが用意されている。ダメージを軽減させる「かわす」および、今作のみ味方を庇う「まもる」が存在する。
  • 主人公を含むメインメンバー4人に初めて名前が用意され、自分が1から名前を決めることはなくなった。もちろん名前の変更は可能で、文字数は6文字に増やされた(次作以降は8文字まで)。
  • 戦闘がFFシリーズの様にパーティグラフィックも表示されるようになった。その為、ステータス異常も視覚化されている。また、ダメージ数値も戦闘アニメーションで表示される仕様になっている。
  • 戦闘中、狙いを定めていた敵や味方が事前に倒された場合、行動の対象が残りの敵または味方に自動的に割り振られる(オートターゲット)。

装備品 編集

武器
攻撃用の装備で、装備は1つまでだが戦闘中に付け替え可能。いずれもサイボーグのHP・攻撃力を特に補強する。
  • 白兵戦用武器 - など。人間が扱いを得意としており、使い手の攻撃力が上がるほど威力が高まる。
  • - 白兵戦用の武器と違って得意とする者は特にいないが、使い手の攻撃力が上がるほど威力が高まる。
  • - 誰が使っても基本的な銃の性能によって一定水準の威力をもたらす。
  • 兵器 - 爆弾重火器など。誰が使っても基本的な性能によって一定水準の威力をもたらし、破壊力は大きいが使用は1個1度のみ。
  • - 獣人が扱いを得意としており、使い手の攻撃力が上がるほど威力が高まる。
  • 特殊能力 - 厳密には装備品ではなく、人間・エスパー以外の種族が持つ特殊な攻撃方法。それぞれの種族が元来持っている力を使う。前作までと異なり、使用回数に制限は無い。
防具
防御用の装備で、原則装備は1つまで。戦闘中に付け替えは原則不可能。
  • - 唯一戦闘中に付け替え可能な防具。優秀な耐性を備え、サイボーグのHP・攻撃力を補強する。
  • - 胴体用防具。ステータスの補強をするものが多く、サイボーグのHP・防御力を特に補強する。
  • - 頭用防具。鎧同様にサイボーグのHP・防御力を特に補強する。
  • 小手 - 腕用防具。サイボーグのMP・素早さを補強する。
  • - 足用防具。サイボーグのMP・素早さを補強する。
  • 飾り - 唯一2つ装備できる防具。戦闘中に使用すると魔法が発動するものが多い。耐性に優れ、サイボーグのMP・魔力を補強する。

魔法 編集

魔法は大きく「黒魔法(攻撃魔法中心)」「白魔法(回復魔法中心)」「古魔法(攻撃・回復の両方)」の3種類に分けられ、さらにそれぞれ8段階のレベルに分けられている。黒・白・古をあわせて各レベル6つの魔法が存在するが、1レベルごとに1人3つまでしか覚えられない。中には異次元の神々たちの名を冠したものもある。魔法は手に入れた時点ではアイテム扱いであり、装備させると「覚えた」事になり、初めて使用が可能となる。覚えた魔法をアイテム欄に戻す事も出来る。使用にはMPを消費する。

入手方法
  • 町の魔法屋で購入する(黒魔法・白魔法・低レベルの古魔法)
  • イベントで入手する(ムオン・サモン・メタモルなどの特殊な古魔法)
  • 異次元世界の魔導士シャルルに魔法石を預けて、魔法を作ってもらう(古魔法に多い)
魔法石
炎・水・風・大地の属性を持つ石で、特定の場所で合成することによって強力な魔法を作ることが可能。数に限りがあり非常に貴重。
他にも光・闇の属性を持つ石もあるが、これらは合成すると強力な武器や防具になる。

戦闘中にアイテムとして使うことで魔法が発動する武具に関しては、MPは消費しない。

ステータス編集

HP
ダメージを受けると減り、アイテムや魔法などで回復可能。0になると戦闘不能になり、戦闘終了後1に回復する。
MP
魔法を使うと減り、アイテムなどで回復可能。
攻撃
武器や特殊能力を使用した時の攻撃力。
素早さ
行動の速さを表したもの。高いほど先に行動できる。
魔力
魔法を使用した時の攻撃力。
命中
攻撃や魔法を敵に使った時の当たりやすさ。大部分はレベルアップにより高められる。
防御
敵の物理攻撃に対する抵抗力。大部分は防具により高められる。
魔法防御
敵の魔法攻撃に対する抵抗力。大部分は防具により高められる。
回避率
敵の物理攻撃の避けやすさ。大部分は防具により高められる。
魔法回避
敵の魔法攻撃の避けやすさ。大部分は防具により高められる。
耐性/弱点
装備品や特殊能力によって得られる、得意/苦手な属性。敵からの攻撃に対し、○印のついている属性へは抵抗力を持つが、×印のついている属性へは弱くなってしまう。

種族の種類 編集

人間・エスパー
レベルアップによりステータスが成長する。人間とエスパー両者ともに武器と魔法を使用できる(人間は武器が得意、エスパーは魔法が得意と違いはある)。特殊能力は使えない。
獣人
レベルアップによって強い獣人に自動的に変化する。肉を食べて変身する事も可能。能力は変身した獣人のステータスに準拠する。武器・魔法・特殊能力のいずれも使用できる。素手と技系統の武器が得意。
モンスター
レベルアップして肉を食べることで強いモンスターに変化する。武器及び防具は使用できないが、魔法と特殊能力を使用できる。
サイボーグ
レベルアップしてパーツを取り付けることで強いサイボーグに変化する上、前作のメカと同様に武器および防具を装備することによって能力値が上昇する。武器・魔法・特殊能力のいずれも使用できる。
ロボット
レベルアップしてパーツを取り付けることで強いロボットに変化する上、「エネルギーP」などの成長アイテムを使うことで成長する。武器・特殊能力は使えるが、魔法は原則使えない。パーツや成長アイテム次第では非常に強力な戦力にもなる。

変化の方法 編集

各種族には、それぞれ「火」「水」「土」「風」の属性が設定されており、人間・エスパー以外の種族は、(1)肉やパーツを食べた時点のレベル(2)食べる前の属性(3)食べる肉やパーツの属性の3要因から、自動的にどのモンスター・サイボーグ・獣人・ロボに変身するか決定される。現在のものから変身しない食べ合わせの場合にはHPが回復する。

種族の対立構造は下図のようになっている。変身前の種族から肉・パーツの種族側に1つ分だけ変化する。

モンスター
 モンスターの肉-----↑ ↓-----パーツ・獣人の肉
獣人
  肉-----↑ ↓-----パーツ
人間・エスパー
  肉-----↑ ↓-----パーツ
サイボーグ
肉・サイボーグのパーツ-----↑ ↓-----ロボットのパーツ   
ロボット

同じ種族の肉・パーツを使用した場合は同種族の別タイプに変身するが、なかには変身しない組み合わせもありその場合はHPが回復する。

ステスロス 編集

昔、ソール神が異次元の神々と戦った際に使った戦闘機である。ゲーム前半では過去世界・未来世界にワープするためにタイムマシンとして使う。異次元世界に舞台を移したゲーム後半では移動手段となる。1号機と2号機があり、実は人工知能に人間の(2号機はデューンの父のもの)が使われている。

備考
デザインはステルス戦闘機として有名なF-117 ナイトホークをモデルとしている。ゲーム開発当時の1991年湾岸戦争ということもあり、そこでの活躍がクローズアップされた。

また、ゲーム中の役割が『FFIII』の飛空艇のシステムと似ている(店や宿泊施設がある、戦闘支援がある等)。

ステスロスのパーツ 編集

ステスロスの武器やワープ機能などである。昔、ソールが異次元の神々を倒した後、パーツを世界のあちこちに分散した。ゲーム序盤はステスロスのパーツを集める旅となる。滞在している世界・時代で未回収のパーツの数は、序盤に入手する「レーダー」で確認できる。

武器
ステスロス飛行時に敵と遭遇したとき、ステスロスが先制攻撃を加える。ステスロスで倒せなかった場合や敵から不意打ちを受けた場合、敵は船内にワープしてくるため直接戦闘となる。
波動砲
ステスロスに初期搭載されている武器である。敵全体に100程度のダメージを与える。
メーザー
敵全体に雷属性の300程度のダメージを与える。
タキオン
敵全体に風属性の500程度のダメージを与える。
メビウス
敵全体に無属性の700程度のダメージを与える。
ステルスバリア
武器ではないが、敵と遭遇しなくなる。
エンジン
ステスロスを動かすのに必要不可欠である。上位のエンジンを保有していれば、下位のエンジンを選択していても海もしくは山を移動できる(エンジン選択はスピード調整にも使える)。また、「リモコン」を使えばステスロスの通常移動では来られない地域(例えば、駆動エンジンしかない時点で海を隔てた場所)へも呼び寄せられる。
駆動エンジン
平地のみを移動できるエンジン。
ホバーエンジン
平地と海を移動できるエンジン。スピードは駆動エンジンより速い。
飛行エンジン
平地・海・山を移動できるエンジン。スピードは最も速い。
ワープ
別の時代もしくは別の世界にワープするときに用いる。
過去ワープ
サガ世界の過去と現在を相互にワープできる。未来からは現在を経由する必要がある。
未来ワープ
サガ世界の現在と未来を相互にワープできる。過去からは現在を経由する必要がある。
時空ワープ
サガ世界から異次元世界にワープできる。サガ世界のどの時代にいても使用できるが、一度使うと壊れてしまうので、異次元世界からはゲームをクリアするまでサガ世界には戻れない。重要なイベントである。
オプション
カプセルホテル
HP・MPを無料で回復できる。
浄化マシン
種族変化に用いる(先頭の人物が、人間やエスパーに一段階戻る方向へ変化する)。

テンプレート:ネタバレ

世界 編集

世界は大きくサガ世界と異次元世界に分かれる。サガ世界はソール神が作った世界で、異次元世界はラグナ神を中心とした神々の発祥の地である。

サガ世界は過去・現在・未来の3つの世界に分かれる。水瓶が吐き出す大量の水の影響を受け、未来に行けば行くほど陸地面積が狭くなる。それぞれの時代ともに陸上のほか、海底にも行くことができる。それぞれの時代の空中には、ソール神の住む浮遊大陸が公転している。

異次元世界は、地上と地底に分かれる。地上は人間が神々に脅かされて生活している世界で、地底はラグナ神に忠誠を誓うモズマ族の住む世界である。

異次元世界の神々のデザインや、人間がサハギン化する伝染病の設定などにはクトゥルフ神話の影響が窺える。

通貨単位は前作までと同様「ケロ」で、両世界で共通。終盤では余るが、パーツを買ってロボットに与えると強化される。

サガ世界の町 編集

神殿(過去・現在・未来)
ステスロスが封印されている。ストーリー前半では、封印中のステスロスから過去や未来にワープして冒険を進める。
ダームの町(現在・未来)
長老ギルが神殿近くに作った町である。滅びの未来から送り込まれたデューンたち3人はこの町で育てられる。バトルトレーナーが設置されており、初期のレベルアップに便利である。過去世界には、長老ギルがまだ町を作る前の時代ゆえに、まだ町はない。未来世界では、町は水没してしまったが、別の場所に移されている。
イレムの町(過去・現在・未来)
西の大陸の洞窟に作られた町である。過去世界ではおおばばさまが、現在世界と未来世界ではクロノスが町の指導者となり、魔物の攻撃から町を守っている。町の宿には温泉があり、ステータス治療ができる。更にその先には魔法屋がある。
レイの町(過去)
人間がサハギンの姿になってしまう伝染病が蔓延している。現在世界では既に町が滅んでおり、周辺の海岸はレイの入江と呼ばれている。
ムーの町(過去・現在・未来)
海底の町。現代世界以後、レイの町と同じように伝染病が蔓延する。未来世界では身も心もサハギンと化し、デューンたちが話しかけると戦闘状態になる。メタモルの魔法でサハギンに変身することで会話が可能になる。名前の由来は海底に沈んだとされる伝説上の大陸「ムー大陸」から。
バイパーの都市(未来)
異次元からの侵略に対抗する革命軍の本部がある。近未来型のかなり大きな都市で、デパートも設置されている。
ヤディスの村
浮遊大陸の村である。村の中央には大きな橋がかかっており、その下には雲の海が見える。

異次元世界の町 編集

ダリウスの町
異次元世界でデューンたちが最初に訪れる町。港町だが、海が荒れているせいで定期船は出航されていない。
ハーミットの村
異次元の神の1人フェンリルによって、村人が石にされている。
キナイアの町
この町も港町である。デパートや専門店街が立ち並ぶ、異次元世界で最も商売が盛んな町。名前の由来は「商い(あきない)」から。
ステスロスの町
デューンたちよりも先に異次元世界にワープしてきた革命軍のメンバーが作った、前線基地である。
ザカリオンの町
聖剣エクスカリバーが埋まっている。聖剣を手にいれようとする者や、彼ら相手に商売をする者が作りあげた町である。
クラウドの町
名前のとおり、雲(クラウド)の上に作られた町である。王様はサガ世界のイレムの町で生まれた。
ポートルの町
地底への入り口のある町。地底へは通行証がないと通らせてもらえない。名前の由来はPortal(門・玄関の意)。
モズマの町
地底の町である。ラグナ神に忠誠を誓った種族の町ゆえに、デューンたちが話しかけると戦闘状態になる。メタモルの魔法で変身することで会話が可能になる。核爆弾など強力な武器を売っているデパートが存在する。
コマンドの町
結界内部の町である。ラグナ神の居城に近く異種族も多いが、デューンたちに親和的である。前作の主人公一家と思しき3人の姿を見ることが出来る。

登場人物 編集

主人公たち 編集

物語のメインメンバーであり、ゲーム中は最後までこの4人がパーティから離脱することはない。

デューン
人間の男。救世主として滅びの未来から長老ギルに預けられた。名前入力時の説明は「しゅじんこう」。異次元の神々からサガ世界を守るために旅に出る。攻撃とHPが高いが、魔力とMPは低い。本作のパッケージイラストではステスロス上で剣を構えた姿が描かれている。
ポルナレフ
エスパーの男。デューン・ミルフィーと共に滅びの未来から預けられた。名前入力時の説明は「おとこともだち」。攻撃魔法が得意とされるが、ゲーム中ではミルフィーより劣る。素早さと魔力が高い。ゲーム中の台詞がない。
ミルフィー
エスパーの女。同じく滅びの未来から預けられた。名前入力時の説明は「おんなともだち」。治癒魔法の才能があるが、ゲーム中では他のキャラクターと効果に差はない。魔力とMPが高いが、HPは最も低い。本作のパッケージイラストではステスロス上で杖を持った姿が描かれている。ポルナレフ同様、ゲーム中の台詞がない。
シリュー
人間の女で、長老ギルの孫娘。メインメンバーの中では唯一の現在世界の人物である。名前入力時の説明は「すきなじょせい」。武道の心得があり、デューンのことが心配で3人と一緒に旅に出る。攻撃はそこそこだが、デューンより素早いため実戦では彼女が有利。

シナリオキャラクター 編集

一時的にパーティに加わるNPCメンバーで、本作では以下の5人が登場する。

メルローズ
人間の男。デューンたちの兄貴分で、3人を戦士として育てた人物。先述の実戦型シミュレーター「バトルトレーナー」を自作(勝つと経験値だけではなく、ケロも入手できる。エンディングにて「バトルトレーナー2」として改良され、対戦相手がボスキャラの異次元の神々に変更されていることがスタッフロールで確認できる)。物語開始から過去世界に旅立つまでパーティに加わる。未来世界では革命軍に参加している。
フレイヤ
エスパーの女。過去世界のイレムの町に住む。容姿はなぜか武道家。ドグラ神に誘拐される。現在世界に戻ったところで長老ギルに預けられ、未来世界ではメルローズと共に移転したダームの町で暮らす。
ディオール
人間の男。現在世界で長老ギルに育てられた孤児の少年で、デューンたちの弟分。未来世界では革命軍のリーダーとなる。異次元世界に行ったところでパーティと別れるが、地底に行く直前で合流する。後にバリア装置を破壊するため自爆死したと思われたが、エンディングでボラージュが彼の細胞の破片をカプセルに保存していたため、ボルフェスのバイオ技術によって一命を取り留める。発売前の記事や「Sa・Ga音楽集」の紹介文によると、途中でサイボーグ化する没設定があった。
ネメシス
人間の女。ディオールと共に長老ギルに育てられた孤児の少女で、デューンたちの妹分。未来世界では革命軍に参加するが、聖剣エクスカリバーを抜くことの出来る「額に真紅の痣を持つ少女」であるゆえに、フェンリル神によって異次元世界に拉致されている。フェンリル神を倒した以降はパーティに加わり、地底に行く直前でディオールと入れ替わりパーティからは離脱する。が、引き続きステスロスに搭乗してデューンたちの後方支援に回る。公式イラストとグラフィックはシスター姿である。なお、シスター姿と裏腹に装備武器はマサカリである。
ボラージュ
エスパーの男。デューン・ポルナレフ・ミルフィーの3人を滅びの未来から現在世界に送り、長老ギルに預けた張本人。革命軍に協力するが、メンバーかどうかは不明。容姿と性格はクールだが決して非情ではない。異次元でデューンたちとの再会を果たし、ディオールの自爆後からパーティに加わり以降は最後まで行動を共にする。能力値はほぼ最高に近い。武器がグングニルである事から槍術の使い手とみられる。

その他のキャラクター 編集

長老ギル
ボラージュから3人の赤ん坊を授かり育てた。未来世界では既に故人となっている。
クロノス
イレムの町の現在世界・未来世界の中心人物。過去世界ではまだ子供にすぎない。
おおばばさま
クロノスの祖母で、過去のイレムの町の中心人物。現在世界では魔法屋を経営している。未来世界でデューンたちは臨終を看取ることになる。
クエーサー博士
ステスロス研究家で、ソール神の作ったステスロスを複製し、ステスロス2号機を作った。
ボルフェス
一度死んだ人間でも細胞が生きていれば生き返らせることが可能な技術を持つ、バイオ研究専門の博士。
バルザイ
ステスロス乗組員の一人。かつてソール神とともにステスロスに搭乗した賢者で、死者を成仏させる能力を持つ。
シャルル
ステスロス乗組員の一人。魔法石から古魔法を作りだす能力を持っている。
マサムネ
ステスロス乗組員の一人。魔法石から武器を作り出したり、呪われた武器を聖剣に鍛え直したりする能力を持っている。
ズカウバ
ステスロス乗組員の一人。魔法石から防具を作り出す能力を持っている。
ジュピター
デューンの父。フェンリル神に殺され、その頭脳がステスロス2号機に組み込まれた。
ソール
サガ世界を創った神。異次元の神々に拉致され、ラグナ神に取り込まれてしまう。実はラグナ神とソール神は表裏一体の存在であり、ソール神が誕生した理由もラグナ神の中にわずかに残った「善」の部分がラグナ神から離れ実体化した存在だったことが物語終盤で明らかになる。

異次元の神々 編集

殆どがデューンたちと敵対する。

ドグラ
サガ世界の過去世界に侵入した異次元の四天王。フレイヤを誘拐した。寄生虫の様な姿。
悪臭・噛み付く・巻きつく・殺人ビームで攻撃してくる。
アシュラ
サガ世界の現在世界に侵入した異次元の四天王。前々作では四天王を束ねる存在、前作では第二世界の神だったが、今回は四天王の1人(しかも事実上カオスの前座)とシリーズを重ねる事に格が落ちていった。本作では前2作と異なりデザインが変更され、戦闘能力も大きく落ちておりシリーズ中最低となっている。
パンチ・アッパー・麻痺睨み・ファイアで攻撃してくる。
カオス
サガ世界の現在世界に侵入した異次元の四天王。海底に城をもうけた。岩の巨人の様な姿。
頭突き・石化睨み・のしかかる・クエイクで攻撃してくる。
ミロク
サガ世界の浮遊大陸に侵入した異次元の四天王。拉致したソール神にかわって、浮遊大陸を占拠している。女性の様な姿。
子守唄・大旋風・エアロ・ブリザガで攻撃してくる。
フェンリル
異次元世界の神。ネメシスを誘拐したり、ハーミットの村人たちを石化させたりした。無眼で四腕の狼人間の様な姿。
なぞなぞ・キック・2本の牙・サンダガ・ハリケンで攻撃してくる。
ベリアル
異次元世界の神。ステスロス乗組員の賢者バルザイを殺そうとしている。口が多数付いた人魂の様な姿。
巻きつく・黒い粘液・不気味な笑い・オーラで攻撃してくる。
パゴス
異次元世界の神。既に死んでおり、自分を成仏させる事の出来る者が訪れるのを待ち望んでいる。顎が二重になった恐竜の様な姿。
舌・爪・呑みこむ・麻痺睨み・メテオで攻撃してくる。
ボルボック
異次元世界の神。ラグナ城を守るための結界発生装置の番をしている。複数の髑髏が融合した様な姿。
塩酸液・石化ガス・呪文封じ・ホーリーで攻撃してくる。
ティール
異次元世界の神。ラグナ神の玉座へつながる道の最終門番の役割を果たしている。頭の尖った有翼の怪人の姿。
しっぽ・破壊光線・闇のウィルス・マグマ・フレアで攻撃してくる。闇のウィルスは全体攻撃で状態異常(毒・麻痺・混乱など)を引き起こす。
ラグナ
サガ世界への侵略を仕掛けた異次元世界の最高神。ソール神と融合し巨大な力を得て、サガ世界を滅ぼそうとしている。その正体は異次元世界の海自体(水瓶からサガ世界に流れ込む水も含む)であり、デューン達が戦うのは核に当たる部分である。外見のモデルはクトゥルフ神話のアザトース
戦闘開始直後にメビウスバリア(全属性・聖剣以外の武器ダメージ半減)を使う。黄泉の波動・メザ・マグマ・アシュラで攻撃してくる。体に穴が空くと、メビウスバリアの効果は消える。

BGM(主な使用箇所) 編集

  1. オープニング(タイトル)
  2. 未来への旅立ち(サガ世界フィールド)
  3. ディープ(海底フィールド・地下世界にあるキノコの森)
  4. オアシス(サガ世界の町)
  5. 戦!(ザコ戦)
  6. 聖なる遺跡(神殿・ダンジョン・遺跡・カオス城下層部・ヨルムガンドの抜け殻)
  7. 要塞(山や塔等のダンジョン・カオス城上層部)
  8. 異次元の神々(中ボス戦)
  9. Eat the meat(戦闘勝利)
  10. 戦士の休息(ゲームオーバー)
  11. 異次元のテーマ(異次元フィールド・ステスロス内部)
  12. 異郷の町(異次元世界等の町)
  13. ダンジョン(洞窟や沈没船等のダンジョン・モズマの町)
  14. ステスロス(イベント各種)
  15. 狂気(イベント各種)
  16. 涙をこらえて(イベント各種・ラスボス戦前半)
  17. ダークゾーン(地下世界)
  18. ラグナの宮殿(タイトル通りラグナの宮殿内部)
  19. 神戦(ラスボス戦後半)
  20. 時空の覇者(エンディング)

テンプレート:ネタバレ終了

制作スタッフ 編集

脚注 編集

外部リンク 編集

it:Final Fantasy Legend III

ru:Final Fantasy Legend III

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